設立趣旨
本機構は、映像ソフトの制作・販売に関する業務の振興と健全化を図るほか、特に、青少年の保護育成の観点から、自主的な倫理基準を定めて、これを厳守するとともに、その時代の社会通念に照らして業務の改善を促進し、以って業界の秩序ある発展に寄与しようとするものです。
沿革
1 任意団体 日本映像ソフト制作・販売倫理機構の設立
昭和59年(1984年)10月、アダルトビデオメーカー「クリスタル映像株式会社」を設立した西村忠治社長は、創業以来審査団体「日本ビデオ倫理協会」(ビデ倫)に加盟していたが、同団体の運営、審査方法等に疑問をいだくようになり平成17年(2005年)に脱退した。
平成17年(2005年)4月1日、西村社長は
① 制作業者は、第三者機関(客観的な審査倫理基準、客観的な審査環境)の下で審査された作品を販売する。
② 流通、販売業者は、「少年に見せない、売らない、貸さない」の販売・貸出に関する倫理基準を遵守する。
等を目的として、これに賛同する23社とともに新しい審査団体「日本映像ソフト制作・販売倫理機構」を設立した。
2 一般社団法人 日本映像制作・販売倫理機構の設立
平成31年(4月1日)、審査団体として、社会的信頼の基盤をより一層強硬にし、さらなる発展を目指すことを目的に「一般社団法人 日本映像制作・販売倫理機構」を設立し現在に至る。
私達の主張
①制作事業者は、第三者審査機関(客観的な審査倫理基準、客観的な審査環境)の下で審査された作品を発売・販売する。
②流通、販売事業者には、①により発売・販売された作品について「青少年に見せない、売らない、貸さない」販売・貸出に関する倫理基準を遵守する。(テーマ・プロモーション)
活動方針
各地域の青少年育成団体等との情報交換、協力・連携
青少年に「見せない、売らない、貸さない」という制度の確立
業界に関連した社会問題への適正な対応
今後の対応策
業界の大同団結による、自主審査機関の再編及び本機構への加入促進
制作、販売の審査倫理機能を保持した審査機関の設立
合法、合理的な審査倫理基準と販売倫理基準の確立
行動規範
私たちは、高度な倫理による審査・販売に努めるとともに、その時代の社会通念に対応した業務の改善を積極的に推進し、秩序ある健全な業界の発展に寄与することを目指してこの行動規範を実践していきます。
1. 私たちは、社会的責任を自覚し、健全な倫理業務の運営を通じて透明性を維持するとともに、青少年には「見せない、売らない、貸さない」を実践するなど、社会からの信頼の確保に努めます。
2. 私たちは、いたずらに表現の自由を追求することなく、法令や社会行動規範などのルールを誠実に遵守し、高い倫理観の下、会員に対する公平、迅速、親切をモットーに、自主規制団体として適正な業務の遂行に努めます。
3. 私たちは、青少年の保護や健全育成に取り組んでいる行政機関や公私の団体との交流を通じて、青少年の健全育成と非行防止活動に努めます。
4. 私たちは、業務上知り得た秘密や個人情報の取扱いに細心の注意を払い、外部に漏らさないよう厳正な情報管理に努めます。
5. 私たちは、人権を尊重し、性別、年齢、国籍、人種、民族、宗教、社会的地位、身体的特徴などを理由とした不当な差別は行いません。
6. 私たちは、職員の人格や個性を尊重し、風通しの良い明るい職場環境作りと業務の効率化に努めます。
7. 私たちは、政治や行政との健全かつ適正な関係を保持します。
8. 私たちは、社会における良き市民として、環境保護活動などの社会貢献に努めます。
9. 私たちは、市民社会の安全や秩序に脅威を与える暴力団等の反社会的勢力とは一切の関係を持ちません。
10.私たちは、この規範及び定款等本機構の取り決めに従って行動し、制販倫の一員として社会的役割を果たすよう努めます。